中学受験で成功する「黄金法則」とは

傾向・対策などでふれたように、武蔵は伝統的に非常に個性が強い学校です。しかし、打ちだしている個性の裏側には「こういう生徒が欲しい」という一貫した志向があります。私の友人にも武蔵出身者がいますが、一際アカデミックで、個性的です。

ですから、ある程度「自分が何者であるか」を問われている部分もあると思います。過去問をまず見て、「面白いじゃん」と思うか「え、ありえないし」と思うか、まずそこから「自分は武蔵なのか武蔵以外なのか」を問われていると言っても過言ではないでしょう。

そもそも問題文が書いてある問題用紙がそのまま解答用紙になっているとか、設問上、不必要な装飾があるとか、「?」とツッコミをいれたくなる要素は満載です。それを「個性があって面白いじゃん」と受け入れる懐の深さがあってはじめて、生徒やご家庭も「武蔵ってそうなんだ」と「武蔵の存在を認めることができる」というものです。

しかし、それは見方を変えれば、中高一貫校ひいては大学受験に至る受験制度と一歩距離を置いた、本来の「知性」の探求に重きを置いているとも考えられます。

ともすると我々プロ講師も本来の教育と、受験算数の知識・解法偏重主義との二律背反に葛藤がないといえば嘘になります。そのようなバランスのなかにおいて、古き良き教育を固持しつづける武蔵は、中学受験業界の一服の清涼剤であるといっては言い過ぎでしょうか。

そういったスタンスそのものが、きっと武蔵のブランドとなり、いつまでも愛される学風になっているのではないでしょうか。そんな武蔵にあこがれている生徒には、「武蔵の色に染めてやる」指導が必要でしょう。我々がサポートしますので是非、当日の合格を手に入れましょう!