中学受験で成功する「黄金法則」とは

灘、開成とならぶ男子中学受験の最高峰である筑駒中学。「筑駒」と聞けば誰しも「難しい」というイメージを抱きがちですが、こと社会の入試問題に関してはいわゆる難問・奇問の類は出題されません。筑駒の社会は「スタンダードな」問題です。

筑駒の社会で求められている力とは、「正確な知識」に基づいてものごとを客観的に判断・分析する「思考力」です。これは筑駒の社会の問題の大半が正誤選択などの客観問題であることからわかります。また、筑駒中学の出身者に医者、法律家、官僚が多いことからも、筑駒中が中学入試で生徒のどのような能力を見ようとしているかがわかります。ちなみに、医者、法律家、官僚になるためにはそれぞれ国家試験がありますが、それらもすべて客観テストです。

将来、どの分野で活躍するにせよ、「正確な知識」と「思考力」は不可欠です。みなさんの将来の夢への第一歩となる筑波大学付属駒場中学の社会の入学試験はその不可欠な「正確な知識」と「思考力」を問うているのです。

「正確な知識」と「思考力」は密接に結びついています。正しい判断をするためには基準・拠り所が必要ですが、その正しい判断の基準・拠り所となるのが「正しい知識」なのです。毎日、ニュースは政治・経済・国際・文化など様々な出来事・問題を報道しています。みなさんは、是非、自分が学んだ「正しい知識」を駆使してニュースで報道されている問題について考えてみてください。その出来事の原因は何か?その出来事はみんなの生活にどのような影響をもたらしているか?また、その問題を解決するにはみんなならどのようにするか?

「正しい知識」に基づいて「考える」習慣こそが、結局、「正しい知識」を増やし「思考力」を高めて行くのです。