中学受験で成功する「黄金法則」とは
  1. 長い文章に触れる
  2. 語彙力強化
  3. 選択問題の正解率アップ
  4. 模擬テストの利用

①について

駒場東邦の文章は長いので、早い段階で慣れておくことが肝要です。 いろいろな学校の入試問題から、長めの物語文であったり、友達との絆や家族愛をテーマにしたものを読ませるとよいでしょう。 聖光学園の物語文は、練習素材として有益です。 ただし、設問を解くのは非効率になりかねません。 得点力はまだないはずなので、やや時期尚早と言えます。

②について

知識に関しては市販教材でも十分に効果を得られるので、この時期に仕上げておきたいものです。 6年生にもなれば記述力の習得に時間を割かなくてはならないので、知識を補強している余裕はありません。 とりわけ、人の感情を表現する言葉を多く知っておくと、次の段階につながります。

また、手間を惜しまず辞書を引きましょう。 電子辞書は勧められません。むしろ時間をかける方が身につきます。

③について

設問条件の確認、傍線部分の前後から台詞に注目、感情の大まかな把握など、これまでに述べてきたポイントを欠かさないこと。 残り2つくらいに絞り込めたら、両者の相違点に注目して本文と照合します。 過言であるとか、非道徳的であるとか、本文に該当箇所がないことが書かれていると、騙されやすいので気をつけましょう。 選択肢自体が長い場合には、その文を前半と後半に区切って考えるようにします。

④について

まだ時間的に余裕のある5年生のうちに、公開テストを受けておくべきです。

例えば志望校診断SAPIXオープンは、駒場東邦に130名もの実績を有しているだけあって、他の受験生たちとの力比べに絶好の機会です。 基本的処理力を試すAタイプと、思考力の必要な記述対策のBタイプに分けて構成されています。

3月に新6年生として受けられる、日能研の記述力模試も有用です。 授業で解説してくれるので復習に効果的。実績としても90名以上輩出しています。 同じく日能研のPRE合格判定テストも、豊富なデータに基づいた判定を行ってくれます。