人の行動や話し方を観察する視点として、次の2つの視点「自己主張度」と、「感情表現度」から見ることにより、 (2)の4つのスタイル「社交型」、「行動型」、「友好型」、「理論型」に分類することができます。 ここでは、人の行動や話し方を観察する2つの視点、「自己主張度」と「感情表現度」について説明します。

① 、「自己主張度」とは

自己主張度とは、本人から見てではなく、「まわりの人からみて、その人の考えや自己主張の度合いがどのくらい強いか、あるいはまわりの人にその人がどのくらい影響を及ぼそうとするか」ということの度合いを意味します。 これは、自己の思いを話したり行動に表す時、相手の人が、その人を、「まわりの人に影響を与えコントロールしようとする傾向が強いな」と感じれば自己主張度が高い、「弱いな」と感じれば、自己主張度が低い、ということです。

② 、「感情表現度」とは

これも、本人から見てではなく、「まわりの人からみて、その人が、どのくらい自分の感情を表情や態度で表しているか」ということの度合いを意味します。 これも、自己主張度と同じく、まわりからどう見えるかですので、本人が、たとえどれほど内心で豊かな感情を持っていたとしても、それを外に出さなければ相手には伝わりませんから、感情表現度は低いということになります。

このように、「自己主張度」と、「感情表現度」の2つの視点を図解すると下図のようになります。

2つの視点「自己主張度」と、「感情表現度」

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